kikimoのブログ

人生知らない事ばかり  日々備忘録 海外に暮らしていた事もあったっけ France とか U.S.Aとか         

風を入れることの大切さ

新しい風が通り抜け

 

木曜日から無事に職場復帰を果たすことができて

心から安堵している自分がいた

少なくとも通勤方法や勤務場所は変わっていないのだから、

電車から見る景色も変わらないし、通勤しながら過去の事を

色々と思い出しては足がすくんでしまっている自分がいた

ドアを開けて打刻するまでは...

 

 

人間が入れ替わり新しい環境になっていたその場所は

とても明るくカラー色となり暖かくて優しい場所に変わっていた

(過去の記憶ではずっとモノクロというか、白黒で暗くて狭くて苦しい場所)

受け入れてくださる皆も緊張している風(ふう)で

その人それぞれサイズは違えども、どこか優しく人を受け入れようとする

心の扉が空いている事だけは確認できて安心した

職場のいつもの席に着席すると、まるでパズルのように

ぱちっと体がはまって驚いた

おまけに席に着いた途端、全身が勝手に動き出し

仕事をしようとしている自分に本当に驚いてしまった

ただ感染予防の為に開いている窓なんだろうけど、

何かすぅ〜っと風が通っている初めての感覚だった

色んなことがあって、しばらくは仕事の感覚をなかなか思い出せないけれど、

周りの方に甘えながら教えて頂きながら少しづつ元に戻れるよう

やって行こうかな、行けるのかな私...と思った1日目でした

 

次の日は当然のごとくダウンして動けずだったので

愛犬に癒されながらゆっくり過ごす

やりたい事はたくさんあれど、まずは一つづつ一歩づつ丁寧に行い

そして陽のあたるリビングの窓を開け、そこから廊下に向かって反対側まで

家中をまっすぐ風が通るのを心地よく体で感じていた

さっぱりとした気持ちの良い時間だった

 

追伸:今日は長年続いていた漫画「進撃の巨人」最終回の雑誌発売日でザワザワ

   私は第1話を見てもなぜかはまらなかったけれども

   前日に家族がその雑誌を買いたいと騒いでいてどうにもこうにも

   手に入らなさそうな状況で   どうしたもんかと?

   深夜にもかかわらず、地元のコンビニにダメもとで2件電話したら

   1件が渋々予約を引き受けてくれて 本当に嬉しかった

   ちなみにその雑誌の入荷は3冊。たった?3冊?へぇ〜?(°_°)?

   今は大体みんな電子書籍なんだそうだ

   今思えばよく手に入ったなと、そういう行動力って私にはあるのねと

   再確認しました  でも... 

   ー欲しいものは諦めないでgetするー

 

今日のお供♪水のルージュ by小泉今日子 j-waveラジコ

     ♪愛犬の鼻息( ͡° ͜ʖ ͡°)

                  

     

     

 

 

 

 

 

プラスマイナス20%

上半身の力を抜いて

 

明日から社会復帰...と書くと大袈裟に聞こえるかもしれないけど

ドキドキが止まらなくて眠れない_| ̄|○ 

たった1年かもしれないけど、仕事にいけなくなって

過ぎていく毎日とただただ向かい合っていて

壊れそうだった

とにかく医師から指示通りの薬を飲んだ

 

昨年、2020年から本当に色々な想像もできないような事が

次から次へと起こり、どうやって片付けようかと毎日頭を悩ませていた日々が

嘘みたいに、今は凪が静かになっているように見える

毎日携帯の電話が鳴るたびにドキドキし、

会社からメールがきてもドキドキし、

テレビの感染者数を見てもドキドキし

外出する時や外での行動も常に気を配っていて、神経がずっとぴーんと

張り詰めていた。

 

昨年に両親同時に入院

可愛がっていた愛犬の角膜損傷からの眼球摘出

緊急事態宣言で家族全員がステイホームで在宅勤務

家事の山、家が汚れて仕方ない

毎日の食事メニューや買い物の苦痛 

外食はおろか、食材の買い物もしにくく、政府からも3日に1回との状況

3人分の献立と野菜などの食材を数日分買うって

相当な重量になるってみんなわかっていますか?

買い物に行く時はまるで嵐の中に出て行くような感じで意を決し、

買いたいものをさっさと買って常に消毒して帰宅。

買いたい物欲しい物だって、全部無かったりする始末

宅配や通販の買い物利用が急増⤴︎

今まで購入していなかったもの(消毒液)やストックが必要(トイレットペーパー)で

急に値上がり(マスク)で購入制限など

様々なイレギュラーを乗り越えて今までやってきた

本当に本当に大変だったのよ どこかで弱音を吐いて泣きたいくらいだよ(T-T)

友人たちともずいぶんラインや時には電話なんかで励まし合った

 

すごく頑張ったよね...私

今日はまた感染者増えてきてドキドキだけど

感覚的に皆少し慣れてきて、でも緩まないよう気をつけながら

私は明日から仕事へ復帰してみる

本当は怖いのよ いろんなことが

本当に本当に本音を言えば別のところで働いても良かったんじゃないかって

今でも思っているよ

自分に何度も聞いてみている

たくさん脱線してしまっていたから、一度仕事くらいは軌道修正してみても

いいのかなって、今年の占いにも書いてあった

プラスマイナス20%の力でやりなさいって

自分を大事にしなさいって 

正義感は今は出さないでへへへって笑っていなさいって

今はそれを試されているのかな

高尾美穂先生の声やお話は本当にリラックスできます

それを信じて明日からリスタートしてみます

今日のお供;よみがえったバジルの苗木2個

      DR高尾美穂の今日のリアルボイス#569

      どんな働く環境を作り上げて行こうか

      愛犬の寝息💤

 

 

 

 

 

いつの間にか渦の真ん中

人の事はわかっても自分の事はできない

 

案外自分の本音を全て話す場所って無いんだな、と。

そしてそれはみんな同じなんだろうなと。

これだけSNSでつぶやいたり私生活を公開したり、思ったことをせっせと

日記のように晒したりしているのだから、これが無かった時代は

私を含め、みんなどうしていたのだろう・・・?

私は相談とか悩みとか、どちらかというと話すよりは聞く側に立つ方が多くて

自分の事を人に本音を、全てをさらけだして話したことなんて

これまでほとんど無かったかもしれない。

もしかしたら唯一話した人は年下の...ある友人だった。

それも手紙で。

 

他人のことは分かっても自分の事って、てんでダメだなぁと思う事が多い

こんな事があった

両親の付き添いで病院へ行った時のこと

あちこちの病院の診察室で、毎回ある事ある事全て最初から話すもんだから、

長くて時間がかかる。だからあらかじめ紙に書いて用意するよう伝えた

それを付き添いである私が、テキパキと簡潔にまとめて医師に伝えいていた

ある私の診察の時の事、いろいろな事があり、診察も久しぶりの状況だったので

一生懸命先生に自分の置かれている背景や3ヶ月ぶりの診察だったため、

たくさんの事を伝えようとして話してしまった。

 

もちろん、毎回事前に時間は大丈夫ですか?と確認を取ったつもりだった

しかし、診察が終わった後に看護師よりお呼び出しされてしまい、

何のことかわからない私は、別室で以下、注意されてしまった

 

時間がかかりすぎるので、これは保険対象にはならないから

カウンセリングの時間として別枠で予約を取って欲しい

あなたの話は診察では無い、

他の健康診断の方もたくさん待っているから

患者はあなた一人では無いから

理解して欲しいとのこと

診察前にせめて言って欲しかった

 

言ってくれれば理解できるし、ちゃんと出来たのになあと。

証拠を取って現場を抑えたかのような、対応と今最も苦手としている

狭い個室で話されたのがこたえたのか。。。。

後から後から波のように自分を責めるような気持ちが押し寄せて

どうやって帰宅したのかさえ、帰りは覚えていなかった

 

まるで鬼の首でも取ったかのような、現場を押さえたかのような対応に

心身共に砕けた感覚が今もこびりついている

笑顔で聞いていた先生はなぜ、話の長い私を静止しなかったのだろうかと、

不信感に陥ってしまった。

 

これからどこの病院へ行けばいいのだろう

この2日後、私は重要な日を控えていた。そのために今回頑張って

病院へ行ったにもかかわらず対応は 塩 過ぎて...いやいや塩以下かもしれない

帰って不安が増長してしまって、金曜日はボロボロでした。

また頑張り過ぎてしまった

 

自分の事って本当にどうしようも無いくらい上手くできない

今夜のお供♪愛犬の寝息💤    雨の音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方の散歩について♪

さくらの日

 

今週末は「さくらの日」とのこと

少し薄曇りの土曜日。午後から雨が降りそうな日曜日

多摩川の土手が近いので桜を見るならここが一番いい場所

昔から馴染みのある場所で、何度もこの近くに住居を構え、多摩川とはご縁があるみたいで

明日の雨になる前に、どの位咲いているのか見てみたくなった

日没1時間前に娘と川沿いへ

 

人出も多いのでウイルスを気にしながら。

ランニングの人や犬の散歩、撮影をしている人が多く

それらの間をかき分けて今年最初の花見

青空ではなかったけど、目の前に広がった川沿いの風景は緑の草に菜の花と白い花、

薄いピンクの桜の花のコントラストがそれはそれは眩しく美しかった。

人が来ないせいか、伸び伸び生き生きと育った雑草や野の花々を目の当たりにして、

変わらない季節の移ろいに安堵さえ感じた。

 

外出を控え、人との接触を避けて生活する日々を1年送っていたせいか、

昨年の桜から時が止まっているのか、はたまたストップモーションのような

時が逆再生され、そこからまたゆっくりと流れ出した感覚さえしていた

本当は愛犬も一緒に連れてきたかった(/ _ ; )

でも目の不自由なうちの愛犬には、人や自転車の往来が激しい環境は

のんびり散歩する事が叶わない状況だったからお留守番で正解でした

 

桜を愛でて満足すると、人間の五感とは不思議なものであちこちが刺激され始めた

軽い散歩で空腹感も出始め、いつもなら苦痛な夕食の献立は

あれやこれやと考える事ができた

駅まで歩き、いつも気になっていたお店が開店しており、麻拉麺をテイクアウトする事にした

待っている間に、近所の神社でしっかりお参りする事も出来た

心身共にスッキリとして家路に向かった

常に日々頭の中ではゴチャゴチャした問題が山積みで、それをどこから手をつけようか

後回しにしたりしてずっとモヤモヤしている状況が続いていた

一瞬だけれど、ありのままの季節を感じられたことは

視界がクリアになってとても清々しい気分になった

 

今日は日曜日

予報通り午後から雨が降りそうなどんよりしたお天気

風も強く吹き、地震もあって少し揺れた

 

春の訪れはいつもちょっぴり荒れた天気が付き物で、そこを乗り越えたなら

また新しい環境に慣れて前に進む事ができるのかもしれない

私なりに止まったり進んだり、許されながら今を乗り越えることが出来たなら

いつの間にか前に進んでいるのかもしれない...

♪今日のお供:静寂の中の春の嵐、風の音 走り回る子供の声と鳥の鳴き声

       そして愛犬の寝息💤

 

 

 

 

 

早朝番組にて♪

カオジロガンの巣立ち

 

朝、偶然にテレビをつけたらカオジロガン(カモ科に分類される鳥、雁の仲間)の

映像が目に飛び込んできた   カオジロガン?  

初めて聞いた名前でそして映像を見ていて、それはそれは衝撃を受けた

 

カオジロガンの親は高い高い崖の上に巣を作り卵を産む。

卵からかえったヒナは親から餌をもらう習慣がない

だから、その巣がある高い崖(100メートル以上)から

餌を探すためにダイブしなくてはいけないという...

※参照 100メートル... マンションなら30階ほどの位置から

 

生まれてすぐに、本能のままに崖から飛び降りるなんて

その落下する姿は、ゆっくりゆっくり ひらひらと舞い降りていく感じ

カオジロガンのヒナの体はとても軽く、羽毛のようだそうだ

 

しかしその映像は衝撃的でした...(◎_◎;)

でもこれにはちゃんと理由があって、

もし低い所で卵を産んだなら、キツネなどの天敵に卵を食べら生存確率が低いが

高所のガケなどに産んでヒナを育て落下する方が、生存確率がかなり高いとのこと

なるほど なんという自然界の摂理 リスクより本能か

 

生物は生きるためにそれぞれ理に叶った生き方があって

極限の環境でも必死で生きている、それは私達人間も同じである

人もそれぞれその人なりに必死に頑張って生きようとしている

また、それを敵味方としてではなく、人として優しく受け止められるような

心優しい人でありたいと思った朝でした

 

東京では桜があちこち咲き出して満開に近いくなってきた

今日は晴天で気温も上昇、人出も多く本来ならお花見をゆっくりと楽しみたい季節

私は久しぶりに美容院でさっぱりし、そっと桜の写真を撮ってその場を立ち去りました

まだ時期早々 ウイルスはどこに潜んでいるかわからない

今日は家で家族とでっかいバーガーを食べ、その写真で春を愛でた

 

ps:ドラマ「俺の家の話」が最終回。ロスロスロスロスロスが過ぎる(/ _ ; )涙

今夜のお供:♪青春病 by藤井風

      ♪RAMP IN  by角松敏生

      朝の情報番組 ZIP by日テレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜にテレビを見ながら♪

ヤングシナリオ大賞

 

もう、32回もドラマ化されて放送されているんだと驚いてしまった

深夜枠に突然現れるので、ついつい見てしまう。

シナリオ大賞だから、誰かがシナリオを書いて応募しているのだろう

でも一体いつ、誰が受賞されて、その後どんな作品を書いているのかは

全く知らないけど...

ここはかつてすごい方達の登竜門になっているようで

野島伸司さんや坂本裕二さん、浅野妙子さんなどなど有名どころがたくさんいました

興味があってドラマを見た後で、HPを覗いてみたら、

シナリオ大賞の応募対象者は

   ・プロの脚本家を目指す人

   ・自称35才以下   

自称って... あいまい  結構賞金が高額で驚いた。

しかもまだ募集中だったけど、既に自称ってとこでもう応募できない状況でした

 

今回のテーマは「サロガシー」受賞されたのは女性の方。

サロガシーって何?って

ドラマが始まっってすぐにオープニングからギョッとして、そして察した

なるほど代理母、すなわち代理出産の事でした。

サロゲートマザーっていう映画があって、海外の映画だけどSeiko matsudaが

オーデションかなんかを受けて出演したって事で聞いた事のあった言葉だったから

そっちならすぐにピンと来てたんだけど

今の時代はサロガシーsurrogacy(代理母出産)なのかと

ドラマはあっという間に見てしまった、内容はディープなんだけど。

ストーリーの流れはまるでマンガを読んでいるようなさらっとしたドラマだった。

後味も悪くなかった。

オープニングの母の行動が全てだったような気がする

 

最近、特に曖昧にするとか壁が無いとか、平等とか無差別とか...

一見選択肢が増えているような気もするが、個々を尊重する事により、

より責任が増している、それが返って悩ましかったり。

性別の壁が精神的については無いのかなと、理解できる。

人間には性別を決定づける男女両方の染色体があるから、そのどっちかになる

それが人間の基本。

でも遺伝的に生まれ持った体の機能の壁を取っ払う事はできない。

これは神の領域、神のみぞ知るだと思っている

機能が備わっていても心がついて来ないならそれは機能しない事になる

どっちに軸を置くのか、当然自分の感情、気持ちや心にそって正直に生きるとするならば

その機能を封印するか変更したり、他者の力を借りて心のままに生きる事を

選択する事になるのだろう

 

私の場合について、今現在まで幸い心と体が同じ気持ちであり

生まれてきたまま

そのままに、特に悩まずにこれまで生きて来れた。情報も正直なかったから

過去には同性に好かれた事もあったけど、それは人間として、生き物として

好きだったということだったのだろうと、今考える

同級生にも私より女性らしい男の子や男らしい女の子もたくさんいたな

 

女性として子供は産めるなら、産みたい 

私は20代後半になって、結婚を意識するようになると

そんな事を当たり前のように考えていた

29才で出産後、しばらく出産ハイとでもいうのでしょうか、

産むだけだったら...産めるものなら

あんなに爽快な事はないかもしれない 

10ヶ月お腹にいた子供が出てくる瞬間って、そう人生の中で味わえる達成感じゃないと思う

人間って動物だったらよかったのにねって思った時もあった

 

テレビを見終わった後、私は自分の出産した日のことを思い出していた

あの日は朝食を食べようとしていたら、チクチクと卵の中からヒナが突くような

そんな胎動を感じて、慌てて病院へ電話をした

もう1週間も予定日を過ぎていたので、母が付き添ってくれてTAXIで病院へ

そこからすぐにいよいよ出産か、と思いきやその胎動は午前中で止まってしまい、

午後からお腹の中のヒナは寝てしまったとの事だった

花柄のワンピースを着て付き添ってくれていた母も疲れてしまい、

午後は病室のベッドでうとうとしており、私も目をつぶってうつらうつらしていた

そう、まるで3人でお昼寝していたあの病室の時間をちょっと思い出していた

母となかなか一緒に過ごすことが出来なかった私には大切な時間だった

今、高齢となり難病と共存して生きている母の姿を見ると

少しでもあの時のような穏やかな時間が続きますようにと、

祈らずにはいられない。

早く世の中が落ち着いてみんな会えますように

♪今夜の子守唄:知らないことが多すぎる by森山直太朗

       ドラマ:ヤングシナリオ大賞「サロガシー」 by フジテレビ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜にテレビを見たならば♪

ザ・ノンフィクション

 

◆フィクション(fiction)...事実でないことを事実らしく作り上げること 

◆ノンフィクション(non-fiction)... 史実や記録に基づいた文章や映像などの創作品、実話

子供の頃、いつもどっちがリアルなのか混乱してしまっていた私。

 

テレビの録画がすっかり溜まってなかなか消化出来ないでいる。

これまでは仕事をして家事をしても時間があり、割とサクサクサクサク...

自分の好きな時間に見れていたように思うのですが。

なんていってもこの1年はあのウイルスの流行により家族が通常なら不在時間にあたるにも、

みんなが在宅勤務という新しい働き方になってしまい、

家事をどんなにか頑張ってさっさとこなしたとて、在宅にて労働をしている方々の横で

伸う伸う(のうのう)とテレビにかじりついて好きな事をする事は

どこかで罪の意識を感じてしまっているんだと思う...と、

最近テレビのボリュームを下げるクセが無意識についてしまっている事を考えると、

家族を常に意識しているのだなと思う

今のお若い方って不思議とみんなスマホで慣れているせいか、みんなイヤフォンで

音を聴くことが当たり前のようですが、

私は昭和のラジカセ世代、音楽など最初はレコードで育ちステレオの左右の音を

空気と混ぜ合わせてフルボリュームで聞く事が心地良いと感じた世代。

なかなか耳の中に音を突っ込んで、脳が調理するクリアな音が素晴らしいとわかってはいる

ものの雑味のないストレートな音にストレスを感じずにはいられないのです。

あとイヤフォンで耳を塞いでしまうと、外界から意識が遮断されてしまい、

急に話しかけられやしないかとビクビクしてしまって集中出来ず落ち着かなかったり。

音は外に出して、特にテレビやラジオは客観的に見たり聞いたりしたいタイプなのです

 

今日は週末に録画したテレビで、これからも録画するであろう物を入れるために

録画容量を復活させなければと。

なんならつまらなかったら、すぐに消してしまってもいいやって感じで

睡眠導入剤のつもりで何気なくノンフィクションという番組を選んだ。

番組の人々は長い時間かけてずっと追いかけられているドキュメンタリーで、

まるでホームビデオのように淡々と流れる1時間ほどの動画。

その後...なんていうのもあるから、私はそれを逃さないよう連続録画予約で見るほど

好きな番組の1つ。

なんたってノンフィクションだから。

 

今回のテーマは「ふたりの1年生 〜 新米先生と海の向こうから来た女の子」

親の仕事の都合で中国から来た小学1年生の女の子を、教師になりたての23才新米先生が

受け持つという、あらゆる事がなんだか不安しかない状況。

これが英語だったら案外軽いストーリだったのかもしれない

でも完全に言語の手段は中国語のみ。

日本人には漢字というものがありながら、コミュニケーションで中国の方と話すという事では

なぜか本当にハードルが高い状況。

教育現場である学校では日本語や英語を中心に進められているから

でも、大人になって経済外交という立場から見るともはや中国語は不可欠だった。

 

私自身ずっと「言葉の壁」についてはこれまで何度でも苦しめられてきた

それは外国語とかではなく、自分のアイデンティティーである母国語同志の意思疎通について

日本語同士でもコミュニケーションを取ることが大変な幼少期。

転校を繰り返して来た私にとって、日本国内でも環境の変化についていけなくて

でもそれがどういう事なのか、うまく言語化できなくて。

出たり引っ込んだりしながら、子供ながらに空気を読む努力を必死にしていた

 

深夜に睡眠導入剤としてはもはやすっかり流してみることができず、

当然最後まで食らいついて見てしまった。

いきなり日本に連れてこられて人間としても幼い6、7才の女の子、

しかも会話の手段は中国語。

お母さんは事業立ち上げがあり、日本にいても一緒に暮らせておらず、

家庭も少し複雑な感じで叔父叔母家族に預けられており、

お母さんにも仕事がひと段落するまであまり会えないような、不安定な状況だった

 

一番お母さんが必要な時期に甘えられず、しかも

一番長い時間過ごす学校という場所で、言葉の通じない環境。

 

いろんな事を自分自身や自分が子育てをして来た、娘に対してして来た事を

当てはめて思い出していた

その事はまたゆっくり追々と。

 

このテレビ番組の中で私の心を動かしたのは、ある先生の一言だった。

学校行事である学芸会にむけて学年全体で本番に向けて練習に励んでいるシーン

当然言葉がよくわからない中国人の転校生は、

   ・とにかく与えられた3つのセリフを言う

   ・みんなと同じ動作をする(レインコートを早く着てリュックを背負う)

たくさん練習はしてるけど声が小さく、動作も出来ていない。

当然芝居の練習が止まり、おそらく学年主任であろう女の先生に怒鳴られる。

本人も怒られている状況はわかるけど、返す言葉がなく固まる。

クラスのみんなも、学年全体もなんだか緊張感に包まれ....

テレビを見ている私もドキドキしていた

全体練習後、23才の新米先生が講堂の片付けをしながらある女の先生から

 

練習(過程)が全て、本番はいいの

失敗は、した本人が一番悩んでいるんだから

でも「良かったよ。頑張ったじゃん」って(新米先生が生徒に)言えないとダメ

行事は子供を伸ばす為にあるので

成功体験でしか子供は伸びないから

失敗は本人が一番よくわかっているから

「そお?先生にはしっかり聞こえたよ」(生徒をフォローして褒める)

くらい言ってあげないと

先生も自信持って!

 

心が少し興奮するような、高揚しドキドキした言葉だった

そうか、今の私は大人になり行事という名の練習や目標がなく、

日々のルーチンワークは当たり前のように熟(こな)せていて

かと言ってそれはもう成長の必要が無い経験だから、成功体験にはならなくて

苦行という方向へどうしても向かってしまうのか、それが老化なんだと

 

今、様々な問題を抱えていて、全て絡まって出口の無い行事のようで考えると苦しい

日々多少のストレスは必要で、でもそれは成功体験にならないと成長にならないのか、と。

アンチエイジングのつもりで多少なりとも今ある問題と正面から向き合う覚悟を決め、

でも、今年の目標であるマイナス20%(-20%)の力でやってみようかと

そんな事を思いつつ...

次のドラマ「俺の家の話」脚本:宮藤官九郎 に泣き笑いしながら寝た

俺の家の話の今回のテーマは 「離見の見」 能の世界での世阿弥能楽

     ◆客観的に俯瞰して物事を見ると言うこと◆

これは私の日々心掛けている事で、心に刺さるドラマでした。

♪本日のお供:テレビ ザ・ノンフィクションby フジテレビ

       ドラマ「俺の家の話」by tbs